主訴・問題の把握 集中トレーニング
傾聴だけじゃ受からない!「主訴ファースト」のテクニックを個人レッスンでマスター
意外と難しい「主訴・問題の把握」。この合格基準をクリアするテクニックをキャリアスタジオでは「主訴ファースト」と名付けました。第一優先で取り組んでほしい課題です。
キャリアコンサルタント面接試験の第一の合格基準「主訴・問題の把握」。第二の合格基準である「具体的展開」の架け橋になるこの項目は、なんとなくではなく、確実にマスターして欲しいのです。簡単に言ってしまえば、クライアントの「主訴・問題」から脱線した場所で「具体的展開」をしてもあまり意味がない(ことの方が多い)ということ。つまり「主訴・問題の把握」を無視しての「具体的展開」は徒労です。
キャリアスタジオにトレーニングにお見えになる方で、「主訴」を正しく理解していないことが多いことに驚きます。正確に言えば「理解している」と思い込んでいる方が多いのです。
これはどの試験にも共通することですが、試験の主催者が求めていることを正しく理解することが、合格の鉄則です。試験を主催する側の合格基準にある、ことばの正しい意味や理由をしっかり理解していなければ、間違ったことを試験の場でやってしまいます。
では「主訴」「問題」とは何か? この定義が一番大切です。自分がわかっているかどうか、チェックする方法は、ある面談(5分以上の長さのもの)を観察し、クライアントの「主訴」「問題」を言えるかどうかです。トレーニングでは、ロールプレイの後に受講者の方に「主訴は何だったか」をまず訊ねますが、たいていの人がその面談の「要約」を答えたり「クライアントが口には出さない本心」を言い当てます。あなたもそれらを「主訴」と思っていたら再学習が必要です。
「主訴」を把握するために、どうしたらよいのでしょうか。面談中「主訴は? 主訴は?」と頑張るだけで、具体的にコツを知らない受験生が多いのです。どうすれば「主訴」を把握できるのか、言い換えればクライアントに「主訴」を語らせてあげるにはどうしたらよいのか、そしてそれを面談中に実行できているか、このトレーニングでしっかりマスターしましょう。
「主訴・問題の把握」の合格基準をクリアするには、口頭試問で主訴が何だったかを、ちゃんと答えられればよい、と思っている方がいますが、そうではありません。 面談中に「主訴・問題」を意識した「具体的展開」が重要なのです。もしかしたら、主訴を 把握しただけで安心してはいませんか? クライアントの主訴をちゃんと理解できたらその場で面談に活かしましょう。「主訴・問題」を自分の心で分かったことに満足して、その後好きな放題やってしまう方が多くいます。それでは「主訴・問題の把握」でマルはもらえません。
主訴を把握して、それを面談で活かすと。。。その後の具体的展開がすごくスムーズに行くのです。クライアントとの気まずい沈黙も、その後どうしていいのかで悩むこともなくなります。
このトレーニングを受けた方がよくおっしゃるのですが、自分でもかなり上手くなった感触があるそうです。主訴の把握と、それを活用した面談のテクニックは、それだけパワフルなのです。
1. 主訴・クライエントの問題・来談目的をきちんと区別しよう
2. 主訴はなぜ大事?
3. ロールプレイ1
4. ケーススタディー 〜主訴・クライエントの問題・来談目的 の理解
5. ロールプレイ2
6. フィードバック
7. 主訴を軸にして、話を深める5つのコツ
8. 講師のデモンストレーション
9. ロールプレイ3
10. フィードバック
11. ロールプレイ4
12. フィードバック
13. 主訴・問題の把握の後にやること
合計: 4時間(240分)を1日で実施、または2日間に分けて実施、いずれも可能です。
2日間に分ける場合は、1〜6 までを1日目、7〜13 を2日目で行うのがおすすめですが、お客様のご都合にも合わせることもできます。