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CDAにコーチングスキルは必要か?

2014.10.04

コーチングの代表モデルGROWモデルをセミナーで教える城田

CDAはコーチの資格をとるべき?
コーチングにはそもそも資格というものが存在しません。キャリアカウンセラーもそうですが、資格がなくてもコーチという仕事をすることはできますし、コーチだと名乗ることもできます。
現実には、コーチングの技術を指導する民間の機関が、それぞれ独自の認定を発行しています。そして、それらどの認定も、就職や仕事の集客に、大きな効力を持っているわけではないと思います。つまり、実力がものを言う世界だと言ってよいでしょう。
では、CDAはコーチングの学習をどのようにするのがよいのか。。。と言うことになります。
コーチングの認定は、就職や集客に特に有利に働くわけではないので、肩書きとしての資格はCDAだけで十分ではないか、というのが私の意見です。
でも名刺に書きたい、という方はコーチングの教育機関で名前が知られているところで認定を受けて、それを名乗ってもよいと思います。
それでは、コーチングの技術を身につけるための有効な方法、学習に役立つツールをご紹介します。

まずはクライアント体験から
コーチングを学びたい、と思ったら何からやるのが効果的か。人それぞれだと思いますが、ここでは私個人として意見を述べます。
まず、コーチングを一度でもよいから受けることがよいと思います。カウンセリングもまったくそうなのですが、クライアント体験をせずに、カウンセリングの勉強をしている人が多いのです。コーチングのイメージがほとんどないまま、いくら勉強をしても遠回りになるだけです。それよりも、自分がまずクライアントを体験することが、学習の上ではとても大切だと思います。
カウンセリングの場合は、クライアントになる際のテーマを選ぶのがちょっとしんどいことがありますよね。これはあまり、人には話したくない。。。ということがあるからです。その点、コーチングのクライアント体験はもう少し気軽なもので大丈夫なので、心の負担は減るのではないでしょうか。たとえば、気軽なテーマとしては
「ガラケーからスマホに変えるべきか?」
「年内に家の中を片付けたい」
「次の連休を、充実して過ごせるようなプランをたてたい」
「ランニングで10キロ走れるようになりたい」
など、ちょっと考えるだけでも楽しくありませんか?
ちなみに当キャリアスタジオのパーソナルコーチングは、60分 6500円です。
コーチングの本を読んでみよう!
クライアント体験をしたら、コーチングの本を読んでみましょう。
実はこの順番が大切。先に本を読んでも、あまりイメージがつかめずに読んでしまうことになり、ちょっと退屈です。
先にクライアント体験をしておくと、本を読んでも随所で「あ、あのときコーチが言ったことって、これなんだ」などと、理解が表層的にならずにすみます。
さて、コーチングの名著はたくさんあります。その中からいくつかご紹介します。

「実践ビジネス・コーチングープロフェッショナル・コーチの道具箱」田近秀敏 著
私が実際にコーチングを習った先生が書いた本です。初版の年度は少々前ですが、内容は今でも全く色あせていません。私も何かあるとこの本を開いてチェックしたり、基本を思い出したりします。初級者から上級者まで、何度読んでも新しい発見のある実践的な一冊。

「コーチング・バイブルー本質的な変化を呼び起こすコミュニケーション」ヘンリー キムジー ハウス 他 著
言わずとしれた、コーチなら誰でも知っているといってもよい代表本。テクニックやスキルよりはコーチングの本質的なところ、原理、考え方に重点がおかれている本。

「コーチングのすべてーその成り立ち・流派・理論から実践の指針まで」ジョセフ オコナー 他 著
コーチングにもいろいろ流派があり、多岐にわたっているのですが、それをすべて網羅して紹介している本。初心者にはちょっと分かりにくいかもしれませんが、コーチングワールドを俯瞰するにはよい一冊。

インターネットも活用しましょう!
これは、英語に抵抗があまりない方向けなのですが、非常に情報量が多く、しかも質が高いので紹介します。
マーシャル・ゴールドスミスと言えば、泣く子もだまるコーチングの神様。この方のサイトです。
サイト名: Marshall Goldsmith Library
動画あり、無料のテキストあり、の充実した大サービスのサイトです。
テキストも自由に使ってください、とあります。すごいです。

いよいよスクールに行ってみよう!
クライアント体験をして、本やインターネットで概ね理解が進んだら、学校の無料体験に参加してみましょう。
これだけ準備をすれば、無料体験に行ってもきっと充実した時間になると思います。
学校選びに関しては、なかなか一言で言えないものがありますので、メールなどお問合わせを頂けましたらお答えします。

それでは、GOOD LUCK!